コスモスの花で沿道ドライバーに癒しの景観を

休耕田に雑草が生い茂るとその沿道を通る人にとってはありふれた田舎の風景かもしれないし、寂れた農村地帯と映るかもしれない。香地池の水利及びその水路を利用する地域の住民で環境保全組合を作り、季節ごとに香地池の草刈り、年に一度の水路の泥上げ、台風や大雨の対応など維持保全活動を行っている。今年から、維持保全活動に加えて、遊休地の有効利用として、景観植物を植え、地域の住環境を改善する活動を始めた。この活動は農地を保有する組合員に加え、地域の一般住民にも参加を募り、共同活動として、政府の交付金をもらって種や除草などの費用に充てている。今年は異常に暑い夏であったが、雑草が茂り、乾いた休耕田を3,4回トラクタで耕耘し、埋め切れない雑草は焼却して、8月10日に皆でコスモスの種を蒔いた。その後、雨が降らず、発芽を心配していたが、9月には雑草に埋もれながら苗を確認し、10月中旬にはコスモスの花が開花し始めた。そして、今、10月末にはほぼ満開の時期を迎えた。コスモスの種を数人が横に並んで前に歩いて進みながら種を蒔いたが、花の密度は均一ではなく、道路に近い方では雑草に負けて、コスモスの密度は薄い。しかし、赤、白、ピンクの大きな花びらは沿道を車で通ると一瞬ではあるが、華やかで明るい空間が視野に入り、心が和む。期待以上の出来栄えではないかと考えている。香地池環境保全組合より。10/30撮影。


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